和銅献上からおよそ800~1000年後に、採掘された坑道や製錬所跡の見学コースです。
交通手段により「和銅鉱泉旅館 栗助」裏の山寄りの道から道標に従って登る方法と、美の山公園観光道路の途中にある「製錬所跡」入り口の道標の所から下る二つのコースが考えられます。
黒谷駅を下車して、駅前通りをまっすぐ進むと国道140号に出ます。このまま右折し、国道沿いに歩いても良いのですが、交通量が多いことと、秩父らしい風景を堪能するために、ふるさと歩道を歩いてみることにしましょう。
指導標に従い「瑞岩寺(ずいがんじ)」方面に向います。すぐに右側にスナック「愛菜花」があるので、ここを左に曲がると、目の前には「内田家」が見えてきます。このまま山際の道を歩くと間もなく左側に「法雲寺」があります。さらに指導標に従い「瑞岩寺」方面に向います。
しばらく歩くと、「和銅製錬所跡」「和銅採掘遺跡」と表示された指導標がありますので、左に曲がります。
ここからは、いよいよ山道です。指導標に従いながら登ると、金山の入口から数えて6本目の道標が「製錬所跡」です。説明板があり、詳しく説明されています。
続いて、金山鉱山跡へ向います。古い文献では、4ヵ所6本から、5ヵ所8本までさまざまな記述がありますが、現在指導標に沿って見ることができるのは、3ヵ所4本です。見学が終ったら来た道を戻ります。
美の山観光道路入口
美の山公園観光道路
展望抜群のあずまや
製錬所・鉱山跡入口
秩父鉄道・和銅黒谷駅から、国道140号線をさらに秩父市街地方面に向うと、「美の山入口」の信号があります。ここを左折すると、美の山山頂へ続く美の山公園観光道路です。
観光道路を走って数分で、左側に「展望広場」がありますので、ここに駐車し歩いて行きます。ここからの秩父市街地や秩父連山の眺めは最高です。
い歩き始めてすぐに「和銅製錬所跡」「和銅採掘遺跡」と表示された指導標がありますので、左に山道を下ります。
美の山公園観光道路途中の「展望広場」からの眺望
下って行くと、金山鉱山跡が4本あり、さらに下ると製錬所跡があります。見学が終ったら来た道を戻ります。
すぐ近くに秩父十三仏霊場のひとつ「瑞岩寺」がありますので、立ち寄って見てはいかがでしょうか?